コミュニケーションロボットを活用した「高齢者支援サービス」実証実験に参画します

投稿者: | 2015/03/24

 一般社団法人ユニバーサルアクセシビリティ評価機構では、株式会社NTTデータ、社会福祉法人東京聖新会と協働し、コミュニケーションロボットによる高齢者支援サービスの実証実験を2015年3月25日より開始いたします。

2015年3月24日

2025年には介護者が30万人不足するといわれています。ロボットにその代替は可能でしょうか?既に介護ロボットが導入されている介護現場もあるようです。介護ロボットに何が可能でしょうか?体位交換や移乗などの力技?それはもうすぐ現手の届くところにあります。しかし私たちが考えるのは、それ以上のものです。高齢者との人間的コミュニケーションが可能な介護ロボットシステムです。
 今回、一般社団法人ユニバーサルアクセシビリティ評価機構(以下、UA評価機構)では、株式会社NTTデータ、社会福祉法人東京聖新会と共にコミニユケーションロボットを活用した「高齢者サービス」の実証実験を行うことになりました。UA評価機構では、高齢者の皆さまが、安心して健やかに生活が続けられる手立てとして、果たしてロボットが活用できるか。活用できるとすれば、それは日常のどこのどういう場面なのか?その評価指標はいかなるものであるべきか。また、介護する側が素早く的確なケアを行う際に活用するにはどのような環境が必要とされるのかも踏まえて、この実証実験に参加いたします。そして、それらを分析解析することで、ロボット導入によるその効果の検証と今後の介護現場での活用方法を提示したいと考えております。

一般社団法人ユニバーサルアクセシビリティ評価機構
株式会社NTTデータ
社会福祉法人東京聖新会

一般社団法人アクセシビリティ評価機構(以下、UA評価機構)では、2025年には介護者が30万人不足するといわれている日本の現状を鑑み、ロボットの介護界における可能性を探るための実証実験を㈱NTTデータ社会福祉法人 東京聖新会とともに行っております。
 『介護ロボット』と聞いてみなさまが思い浮かべるのは、どのようなものでしょうか。体位交換や移乗をサポートする力持ちなロボットですか。それらは現状においてかなり開発が進んでおり、一部、実用化もされております。今回、UA評価機構が実証実験を行うのは、『コミュニケーションロボット』と呼ばれる『対話ロボット』の可能性における実験です。 先述した力仕事をサポートするロボットが介護する側の負担軽減のみを図るものとするなら、『対話型ロボット』の導入は、介護する側の負担軽減はもちろん、介護される側にも『安心』や『安らぎ』を提供する可能性があるのではないかと考えております。
 住み慣れた家で、穏やかに老後を過ごしたいという思いをお持ちの方は、決して少なくないことでしょう。『会話』や『見守り』を対話型ロボットがサポートすることで、介護する側もされる側も安心して老後を過ごすことができるようなロボット開発の一助となるべく、実証実験に参画いたしました。

一般社団法人ユニバーサルアクセシビリティ評価機構 代表理事 尾林和子


■システム開発 ㈱NTTデータ
■データ評価基準提案 一般社団法人 ユニバーサルアクセシビリティ評価機構
■実証現場 社会福祉法人 東京聖新会 フローラ田無