西東京コンソーシアム公開報告会
AMED調査・コミュニケーションロボットの介護施設への導入:多施設共同・非ランダム化比較試験

■日時2017年7月29日(土)13:30-16:30
■場所東京医科大学病院第一研究教育棟3F臨床第一講堂
〒160-0023 東京都新宿区西新宿6―7―1 
地下鉄丸ノ内線西新宿駅下車3分
■参加費無料
■定員100名
■主催一般社団法人 ユニバーサルアクセシビリティ評価機構
■後援どこでもMYカルテ研究会美しく老いる会
■お申込み・お問合せ大変ご好評につき締め切らせていただきました。

詳しい内容はこちらをご覧ください→


 コミュニケーションロボットとは何か?
 対人援助を機械が担ってよいのか?
 私たちは、昨平成28年度、経産省ロボット介護機器開発・導入促進事業委託、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)による「ロボット介護機器開発に関する調査」に参加する機会を得ました。これに呼応した4つの社会福祉法人5つの施設により「西東京コンソーシアム」を結成し、3種類総計110台のコミュニケーションロボットを65名の施設入所高齢者に使用することができました。今回の報告会はその私たちなりのまとめです。
 前代未聞の日本全国で1000台を越すロボットの総合調査結果は、大川弥生先生による特別講演で触れられる予定です。
 第一部では私たちのデータを取り上げます。もちろんそれはAMEDプロジェクトの部分集合にすぎませんが、それでも私たちの調査研究は独自のアイデアに基づく調査を加味した多施設共同・ランダム化比較試験となっており、報告に値する新知見もあると信じています。
 第二部は、調査現場担当者の声を取り上げます。日々の業務に追われている介護現場スタッフ自身が科学的データを収集すること、まして、ICF数十項目を毎日記載することなどなど想像を絶し、さぞかし悲鳴が上がったことかと思われます。
 第三部では、今回使用した3種類を含めそれぞれのコミュニケーションロボット開発会社からおのおのの個性そしてこれからの将来展望を話していただきます。
 最後は、「介護とICT・ロボットの未来」を展望できるといいなぁ~。

西東京コンソーシアム 代表 尾林和子




 プログラム 

開会の挨拶関口令安(成城学校理事長)
特別講演13:30~14:10コミュニケーションロボット大規模実証試験報告座長:溝尾朗(JCHO東京新宿目メディカルセンター)
  - 「よくする介護」を実践する「物的介護手段」としての可能性 -大川弥生(産業技術研究所)
第1部14:10~15:10西東京コンソーシアム報告座長:増山茂(東京医科大学)
 1.ICFの観点から見たコミュニケーションロボット導入の効果:施設利用高齢者の「活動」「参加」に及ぼす影響尾林和子(東京聖新会)
 2.ICF、活動と参加、大分類・中分類のなかで、どの項目が改善したか? ロボットの効果を見るための最適な評価項目はなにか?尾林和子(東京聖新会)
 3.見守りシステムを伴うコミュニケーションロボット導入が介護労働者の深夜間勤務負担に与える影響尾形剛弥(東京聖新会)
第2部15:10~15:50今だから語れるデータ採取あれこれ。現場は大混乱。でも、様々な発見・収穫があった~!座長:工藤憲一(弘前大学)
   ・尾林和子(UA評価機構)
 1.近藤洋正・岡本佳美(社会福祉法人 東京聖新会
 2.立野弘祐・河村隆広(社会福祉法人 真光会
 3.不動田敏幸・森田恭平(社会福祉法人 府中西和会
 4.原田諭(社会福祉法人 大谷
 5.菅原美智子(綜合警備保障株式会社
第3部16:00~16:50個性豊かなコミュニケーションロボットとその将来展望座長:坂田信裕(獨協医科大学)
 1.多種多様なコミュニケーションロボットの紹介坂田信裕
 2.Palro富士ソフト株式会社
 3.Sota株式会社 NTTデータ
 4.AIセンスエイアイビューライフ株式会社
 5.なでなでねこちゃんトレンドマスタ
まとめの討論16:50~17:30介護とICT・ロボットの未来座長:増山茂(東京医科大学)
 坂田信裕(獨協医大)・溝尾朗(東京新宿MC)・児玉桂子(日本社会事業大学)・尾林和子(UA評価機構)・工藤憲一(弘前大)
閉会の辞野口聡(どこでもMYカルテ研究会・産業技術総合研究所)